たばこで不快な飲食店、「利用しない」が約8割

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飲食店を利用している人の約7割が他人のたばこを不快と感じ、そのうち同じ店を再び利用する人が約2割にとどまっていることが、ファイザーが発表した「飲食店での受動喫煙に関する意識調査」で分かった。回答者の95%超が飲食店に対して受動喫煙対策を希望していることも明らかになっており、ファイザーでは「今後、飲食店には全面禁煙を含むさらなる受動喫煙対策が求められる」としている。

ソースも読んできた。タイトルの「利用しないが約8割」はウソで、「飲食店で不快な思いをしたことがある人がその店を次回も利用するか?」と言う設問に対し、利用するが22.3%、利用しないが62.8%、その他が14.9%だったよ。

でもその前に調査母体(n=800)の喫煙者と禁煙者の割合が1:1(共にn=400)なのはおかしくない?日本の喫煙率は25.7%なんだから、比率を1:3にしないと「全体」というにはおこがましい結果だと思うんだけど。

(喫煙者:禁煙者=1:3)に補正して上記設問を計算し直すと「利用する18.5%、利用しない68.8%、その他12.7%」になる。まだ8割には達してないけど、それでも「7割の人はタバコでイヤな思いをした店にはもう行かない」と思ってるんだな。飲食店を営んでいる人には衝撃的な結果かも。

他に注目したいのが「飲食店でタバコを吸えないように法律で規制することについて、どのように思いますか?」という設問。そのまま読むと「全体の51.5%が賛成、26.3%が反対、22.3%がどちらでも良い」だけど、(喫煙者:禁煙者=1:3)に補正すると「賛成63.9%、反対16.6%、その他19.5%」になる。

補正後の結果に刺激的なタイトルを付けるとすれば「飲食店でタバコを吸えないようにする法律、反対はわずか16%」とかになるかな。飲食店は禁煙の法律が制定されるのも時間の問題かも知れないな。

何にせよ、今後はますます禁煙・分煙のお店が増えることだろうし、出先でタバコを吸わなくても良い程度に節煙しておいた方が幸せそうですよ。おいらも「出先でタバコを吸うのがめんどくせぇ」という理由で禁煙したクチだし、ますます喫煙率は下がっていくんだと思います。


参考リンク:たばこで不快な飲食店、「利用しない」が約8割(医療介護CBニュース) – Yahoo!ニュース
参考リンク:飲食店での受動喫煙に関する意識調査 [ファイザー株式会社 – 報道関係の皆様 – プレスリリース2008年度]
参考リンク:2008年「全国たばこ喫煙者率調査」 男女計で25.7% [JT News Release]