iPodと140万円のCDプレーヤー、音質の違いは僅差
総額が2000万円近い再生環境をベースに、140万円のCDプレーヤーと第4世代iPodなどを聞き比べている記事を見つけた。詳細は参考リンクから原文を読んでもらうとして、興味深い結果が多いので紹介したい。
まず「140万円のCDプレーヤー≧36万のSACDプレーヤー」がおもしろい。価格の違いがあるから当然とも言えるけどSACD厨には涙目の結果かな。CDプレーヤーの技術が枯れてるってのもあるんだろうな。
「140万円のCDプレーヤー>第4世代iPod>第1世代iPod Shuffle>第1世代iPod nano」も考えさせられる。ここで最も注目すべきは「140万円のCDプレーヤー>第4世代iPod」の違いが僅差しかないって事かな。しかもiPodの出力は貧弱なDockコネクタ経由。もしこれが光デジタル出力だったら、その差はもっと小さかったと思われます。
見逃せないのが「パソコンでHD24/96再生>140万円のCDプレーヤー」だね。ソース品質が違うといえど「パソコン>CDプレーヤ」の結果は多くのオーディオマニアにダメージを与えそう。
注意して欲しいのは理論的には「SACD>HD24/96>CD」なこと。だけど視聴結果では「HD24/96>CD>SACD」になってるよね。ここからはおいらの想像になるけど、やっぱり物理メディアを直接再生に用いる方式には限界があるんじゃないのかな?もしこの環境でリッピングしたCDデータを再生したら「HD24/96>リップデータ>CD>SACD」になったと予想します。
最後に「非圧縮か可逆圧縮ファイルに対応しないプレーヤーは、ハイエンドシステムには厳しい。」と言うのもチェックしておいてね。いまのアナタは圧縮音声でも十分かも知れない。でも「将来のあなた」はハイエンドシステムを持っていて、圧縮音声と非圧縮音声を聞き分けられるかも知れないよ。その時にレートを上げてリッピングし直すぐらいなら、今のウチに非圧縮リッピングしたほうが手間がないって。
参考リンク:2000万円の超高級オーディオにiPodが挑戦 “iPod VS JBL&Mark Levinson” – デジタル – 日経トレンディネット
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