地デジ: 実際の普及率は未だ8割未満
総務省より26日に発表された「地上デジタルテレビ放送に関する浸透度調査」によると、地デジの実際の視聴世帯数は未だに8割未満だそうです。
地上デジタルテレビ放送を(中略)、実際に視聴している世帯の割合は78.4%であった。
停波まで残り8ヶ月を切ったのに、2割に当たる1,000万世帯が地デジを視聴していません。これは大きな問題であると考えます。
また、アナログの停波時期に関する認知度の低さも問題です。「地上アナログテレビ放送停波に関する認知度」によると、停波時期を正しく知らない人が1割以上いました。
地上アナログ放送停波の時期について、91.6%の方が2011年であることを知っている。また、停波が同年7月であることについては、86.8%の方が知っており、年代及び性別にかかわらず同程度の認知度であった。
行政やテレビ局側は、しつこいぐらいに周知しているつもりなのでしょう。
しかし、1割にあたる500万世帯、1,200万人が停波時期を知らないというのは、周知方法に問題があるとしか思えません。
このような状態のまま2011年7月を迎えたとすると、数百万世帯が「テレビを見られない」と言う状況も考えられます。
そうなったとき、視聴率が数パーセント上下するだけで一喜一憂しているテレビ局が、母体となる「視聴世帯数」の減少を許容できるでしょうか?
私にはそうは思えないので、最終的には停波時期を延長することになると思います。
いよいよ来年になれば、「カウントダウン」の雰囲気が高まってくるでしょうし、行政・テレビ局がどう対応するのか見物です :smile:
ディスカッション
コメント一覧
んー
停波周知方法は問題無いのではないでしょうか?
なぜなら、あれだけTVでイヤと言うほど繰り返し繰り返し周知しても知らない
ということは、既にTVを卒業された方々が多数いらっしゃる、ということです。
卒業の理由は、
寝たきり、痴呆、ド田舎で悠々自適、などもあれば
最近の若者に多い新聞TVは観ないとか。
多分、来年夏までには90%超えてきて
1000万弱が卒業なんだと思います。
だって昔ほどのオバケ番組(ドリフ、ひょうきん族)とかないじゃないですか。
あとはお金が無くて本当は観たいけど買えない人々。
まあ、今日現在アナログなオイラも後者なのですが。
恐らくこの後者が問題になるんでしょうね。
コメントありがとう。
「あれだけTVでイヤと言うほど繰り返し繰り返し周知」だけど、ものすごい勢いでスルーしてる人が少なくないんだと思うよ。
「何か流れてるのは見かけたけど見ていない」とかね。
「1000万弱が卒業」はテレビ局が受け入れられない、と言うのが俺の予想だよ。
視聴母体数が下がると言うことは、視聴者数が下がると言うことで、それはつまり視聴率が下がると言うこと。
そうすると、CMの対価を下げざるを得ないわけで、只でさえ懐事情の苦しい各局が、それを受け入れるとは思えないんだ。
なんにせよ、半年もすれば動きが見えるだろうし、この先のウォッチが楽しみです :wink:
>テレビ局が受け入れられない
そこは同感ですね、非常に興味津々です。
そろそろお父さんするメディアが出ても良いのだと考えています。
というか、メディアだけお父さんしないのはキモイ。
そろそろTBSとか毎日新聞とか脱落すればいいなあ。 とか。