夫婦間腎移植: 手術1ヶ月前の検診

腎移植

日本の臓器移植----現役腎移植医のジハード

いよいよ夫婦間腎移植の日が近づいてきました。

今日はドナーである私の体調を再確認すると言うことで、心電図、呼吸器、腹部レントゲン、採血、血液凝固、滅菌採尿の検査を実施。

この中では血液凝固と滅菌採尿が初体験でした。

血液凝固

血液凝固は、耳たぶに小さな傷を付けて出血させ、自然に血が止まるまでの時間を計る検査です。

出血から30秒おきに血を拭き取って様子を見るらしく、おいらは2~3回の様子見で検査が終わったので1~2分で止まったのかな?

で、検査を待っていたお嫁さんが「ずいぶん早いね!」と驚くのでハナシを聞いたところ、お嫁さんは15分ぐらい止まらないそうです。

5分以内に止まらないと異常がある検査らしいので、お嫁さんはバッチリ異常ですね。

滅菌採尿

滅菌採尿は、その名の通り「滅菌して採尿」します。

最初に洗浄用のガーゼと滅菌カップ、それに滅菌スピッツを渡されます。

洗浄用のガーゼで尿道口を拭き、その後に中間尿を滅菌カップに採取し、採取した尿を滅菌スピッツが8割ぐらいになるよう移し取る検査です。

検査は問題なく終わったけど、看護婦さんの説明が専門用語満載で困惑しました。

看護婦さんは道具一式を渡しつつ「ガーゼで先端を拭いてから、尿を取ってスピッツに移して下さい。」って説明するんだけどさ。

それを聞いても「先端を拭く??スピッツって歌手の!?」みたいな感じで、ハテナマークが出まくり。

スピッツってのはこ、んな感じの試験管みたいなモノなんだけども。

滅菌スピッツ 117-80-46-41

初めての滅菌採尿だって伝えてるのに、この容器の名前がスピッツだなんて分るわけないじゃない。

「先端」と言われてもパッと理解できなかったし、もっと一般人に分りやすい言葉で説明して欲しいと思いました。