Facebookの「これから」が分かるかも?「フェイスブック 若き天才の野望」読了
世界最大のSNS「フェイスブック」。
その誕生から始まり、これまでの成長を追いかけたノンフィクション小説「フェイスブック 若き天才の野望」を読んだよ。
本書はベテラン・ジャーナリストのデビッド・カークパトリックさんによる、綿密な取材を元にしたノンフィクション小説です。
フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグを含んだ数多くの関係者に取材を行うことで、初期の成功から発展、中期の失敗や紆余曲折、そして現在に至るまでの「フェイスブック」が克明に記録されています。
会社の歴史だけではなく、ザッカーバーグの考え方や人格、その行動パターンなども描かれているので、読後は彼に対する親近感がグンとアップするはずですよ。
本書を読んで最も興味深く感じたのは、「Facebookを世界で最もオープンで透明な場所にする」と言うザッカーバーグの信念。
個人的な考えになりますが、世界は次の世代でプライバシーの概念が希薄化し、その次の世代ではプライバシーが消滅すると思っています。
高度に発達した情報化社会では、各個人が持つプライベートな情報は次々と失われていき、最終的にはすべての情報が全世界に共有される…そんなSF的な未来が、あと100年もせずに訪れると思っています。
で。いま現在できる最大の「透明化」がFacebookだと考えると、自分のFacebook好きに納得が行くなぁと妙に感心した次第。
そんな与太話はさておき。
本書を読めば「なぜFacebookは世界最大のSNSになれたのか?」「なぜFacebookは実名制に固執するのか?」「これからFacebookはどこに向かうのか?」など、Facebookに対する様々な疑問を解き明かす一助になると思います。
少なからずFacebookの「これから」が見えてくると思いますので、Facebookに興味がある人なら読んで損はない良書だと思いますよ。オススメです♪
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません