「マッコウクジラ」の英名が「精液クジラ」だって知ってた?
「マッコウクジラ」の名前の由来について調べていたら、面白い事が分かった。
マッコウクジラの英名は「Sperm Whale」。日本語に訳すと「精液くじら」らしいのだ。
和名「マッコウクジラ」の「マッコウ」ってなに?
そもそもの疑問は「マッコウクジラ」の「マッコウ」ってなんだ?ってトコから始まった。
これはマッコウクジラの体内で生成される天然のお香「龍涎香(りゅうぜんこう)」と、お焼香でパラパラと香炉に落とす「抹香(まっこう)」の香りが似ているトコロから来ているらしい。
龍涎香は消化できなかったエサを消化分泌物により結石化させ、排泄したものとも考えられているが、その生理的機構や意義に関しては不明な点が多い。
(中略)
マッコウクジラから排泄された龍涎香は、水より比重が軽いため海面に浮き上がり海岸まで流れ着く。商業捕鯨が行われる以前はこのような偶然によってしか入手ができなかったため非常に貴重な天然香料であった。
引用元:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E6%B6%8E%E9%A6%99
抹香(まっこう)は、香のひとつで粉末状の香をいう。
かつては、沈香やセンダン(栴檀)などが用いられたが、現在は主にシキミ(樒)の樹皮と葉を乾燥して、粉末にしたものが用いられる。
古い時代には、仏塔などで蒔くように使われたが現在では主に焼香用に用いられる。
で、「抹香のような香りを持つ鯨」から「マッコウクジラ」となったらしいよ。
英名「Sperm Whale」の「Sperm」ってなに?
マッコウの意味を調べているうちに、マッコウクジラの英名が「Sperm Whale」だと言うことを知った。
「Sperm Whale」のSpermは精液のこと。そのまま訳すと「精液くじら」となり、実にハレンチな感じである。
これはマッコウクジラの頭部に「脳油」なる白く濁った液状が大量に詰まっていて、その脳油の見た目が精液に似ているトコロから来ているらしい。
この巨大な頭部の中身のほとんどが「脳油」というワックスの塊がつまっている。
脳油は白く濁った液状であることからマッコウクジラは英語で「スパームホエール(精液クジラ)」なんてとんでもない名前がつけられている。
そんな脳油の量はなんとゾウ1頭分の4トンにもなるという!
マッコウクジラの脳油が精液に似ているために、このような名前がつけられたというもの。捕獲したマッコウ鯨の頭部を解剖し、脳油袋を取り出してこれを破ると、白くて濃い脳油があふれ出す。
脳油の凝固点は摂氏29度で、体温摂氏33.5度では液状になっているが、摂氏29度以下ではロウ状に固まる。この脳油がかつてはロウソクの原料や灯油に使われたのである
引用元:http://www13.big.or.jp/~yokayama/debate/thesis/sperm.html
で、「頭にスパームが詰まったクジラ」で「Sperm Whale」となったらしいよ。
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