大きすぎる「あまおう」のお陰で色々と勉強になった
Facebookに「あまおう」の写真をアップしたら、『綴化(てっか)してるね』とのコメントを頂きました。
でも自分は「てっか」なる言葉を知りませんでしたので、Wikipediaで意味を調べてみました。
帯化(たいか、Fasciation)は、植物で見られる奇形の一形で、植物で起こる奇形のうちもっとも普通なもののひとつである。綴化(てっか)、石化(せっか、いしか)などともいう。
概要
帯化は、植物の茎頂にある成長点で、頂端分裂組織に異常が生じることで起こり、茎や根、果実、花などが垂直に伸長したり、リボン状に平坦になるといった外見的な変形が見られる。また、比較的まれにではあるが、花茎の先端がコップ状にへこむ輪状帯化を生じる場合もある。帯化はエンドウ、タバコ、ジャガイモ、イチゴ、アスパラガス、トウモロコシなど、農作物で多くの事例が報告されている。また、多肉植物でもよく見られる。
なるほど、綴化(てっか)は植物で普通に起こる奇形のことで、茎や根、果実、花などが垂直に伸長したり、リボン状に平坦になるといった外見的な変形が見られることなんですね。
「あまおう」は形が違っても出荷する
もう少し色々調べていたら、「あまおう」は帯化/綴化して形が違っている商品も一般に流通させていることが分かりました。
「博多あまおう」は工業製品ではありません。太陽晴れや水みずがめ座や土どろなどの自然の力を借りて作られています。天候など栽培条件次第で、着色の具合や形や味が微妙に違う「博多あまおう」が出来上がります。
人間ひとりひとりの顔が違うように、「博多あまおう」も一粒一粒、色の着き方や形や味が違うのです。それでも、これはちゃんと「あまおう」の遺伝子を持つた本物の「あまおう」なのです。写真の「あまおう」は170gのビッグサイズで、普通サイズの「あまおう」の約7粒分もあります。
(「あまおう」の普通サイズで20~28g、クリスマスケーキにのっているいちごが15gぐらいです。)
*「博多あまおう」は福岡県のJAグループが販売する「あまおう」のブランド名です(登録商標)
たしかにスーパーのイチゴ売り場を見ると、他の品種は整った形ばかりが並ぶのに、「あまおう」だけは異様な大きさと形をしていることが多いですね。
「あまおう」はうまい
ちなみに「あまおう」は、「あまい!まるい!おおきい!うまい!」の先頭4文字を取って「あまおう」と名付けられたそうです。
実際、あまおうは大きく甘く旨いので、我が家ではイチゴを買う時は積極的に「あまおう」を選んでますよ。
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引用の「太陽晴れや水みずがめ座や土どろなどの自然の力」ってなんぞ?と思ったら、元記事でアイコンになってるところがそのまま文字になったんですね。