タイムゾーンの豆知識3つ

豆知識

2014-04-23_1441

「タイムゾーン」ってご存じですか?

ざっくり説明すると「時差」のこと。地球の東西で太陽の登るタイミングが異なるため、国や地域毎に「地域時間」を設けています。

基準点はイギリスのグリニッジ天文台で、この場所を「UTC+0」と表現します。ここから経度15度毎に1時間ずらし、ズレた時間をUTC+1、UTC+2…のように「UTC±何時間」と言う形で表現したのがタイムゾーンです。(GMTとUTCの補正説明は割愛^^;)

そんな地域時間を表す「タイムゾーン」ですが、原則によらない細かな例外が存在します。中心的な都市がある位置を基準にしたり、人口密度が低い場所をひとまとめにしたり、同じ国に属するけど離れた場所にある場合は同じタイムゾーンにしたり…

そんなタイムゾーンのアレコレから、「へぇそうなんだ」となる豆知識を3つご紹介します。

タイムゾーンは15分単位

最初に「UTC±何時間」と説明しましたが、実際は15分単位で運用されています。

たとえば「UTC-4:30 ベネズエラ」「UTC+5:45 ネパール」「UTC+8:45 オーストラリア(ユークラ)」などの地域は整数時間差ではありません。

(さらにGMTでは「GMT+03:07」という1分単位の運用があります!)

UTC-12は無人地域

UTC-12には人が住んでいません。

UTC-12が割り当てられている ベーカー島ハウランド島 は、どちらも無人島です。

UTC+13、UTC+14の地域がある

原則的にはUTC±12時間で地球全体をカバーできるはずですが、それを超えるタイムゾーンを持つ地域が存在します。

ハワイ諸島南部にある フェニックス諸島はUTC+13、ライン諸島 はUTC+14で、+12を超えるタイムゾーンとなっています。

元々フェニックス諸島はUTC-11、ライン諸島は UTC-10 のタイムゾーンに属していましたが、所属するキリバス共和国の首都タラワがUTC+12に属しており、同じ国の中で日付が違うと言う不便な状態にありました。

これを解消するため、UTCを拡張し+13、+14と言うタイムゾーンが使用されるようになりました。

UTC+13 – Wikipedia
UTC+14 – Wikipedia