タイムゾーンの豆知識3つ
「タイムゾーン」ってご存じですか?
ざっくり説明すると「時差」のこと。地球の東西で太陽の登るタイミングが異なるため、国や地域毎に「地域時間」を設けています。
基準点はイギリスのグリニッジ天文台で、この場所を「UTC+0」と表現します。ここから経度15度毎に1時間ずらし、ズレた時間をUTC+1、UTC+2…のように「UTC±何時間」と言う形で表現したのがタイムゾーンです。(GMTとUTCの補正説明は割愛^^;)
そんな地域時間を表す「タイムゾーン」ですが、原則によらない細かな例外が存在します。中心的な都市がある位置を基準にしたり、人口密度が低い場所をひとまとめにしたり、同じ国に属するけど離れた場所にある場合は同じタイムゾーンにしたり…
そんなタイムゾーンのアレコレから、「へぇそうなんだ」となる豆知識を3つご紹介します。
タイムゾーンは15分単位
最初に「UTC±何時間」と説明しましたが、実際は15分単位で運用されています。
たとえば「UTC-4:30 ベネズエラ」「UTC+5:45 ネパール」「UTC+8:45 オーストラリア(ユークラ)」などの地域は整数時間差ではありません。
(さらにGMTでは「GMT+03:07」という1分単位の運用があります!)
UTC-12は無人地域
UTC-12には人が住んでいません。
UTC-12が割り当てられている ベーカー島 と ハウランド島 は、どちらも無人島です。
UTC+13、UTC+14の地域がある
原則的にはUTC±12時間で地球全体をカバーできるはずですが、それを超えるタイムゾーンを持つ地域が存在します。
ハワイ諸島南部にある フェニックス諸島はUTC+13、ライン諸島 はUTC+14で、+12を超えるタイムゾーンとなっています。
元々フェニックス諸島はUTC-11、ライン諸島は UTC-10 のタイムゾーンに属していましたが、所属するキリバス共和国の首都タラワがUTC+12に属しており、同じ国の中で日付が違うと言う不便な状態にありました。
これを解消するため、UTCを拡張し+13、+14と言うタイムゾーンが使用されるようになりました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません