ヤマハ トリシティで国道20号を完走!日本橋から長野県塩尻まで225kmの走行記
ヤマハから発売された前が2輪の3輪バイク「トリシティ125」の試乗モニターに当選し、2ヶ月間の期間限定でトリシティをお借りしています。
☆ [参考] トリシティの記事一覧 | Hinemosu
試乗モニターは最新のバイクを自由に乗り回せる良い機会と言うことで、国道20号の始点である日本橋から、終点の長野県塩尻まで225kmを走り抜けてきました。
そんなワケで今回のツーリング、スタート地点はここ。日本橋にある東京市道路元標です。
東京市道路元標は1911年(明治44年)に現在の日本橋が架けられたとき設置されたそうです。元々は都電の架線柱として使用されていたそうですが、都電廃止後にこの場所に移設されたとの事。
移設前の東京市道路元標があった場所に日本国道路元標が埋め込まれているそうですが、道路のど真ん中にあるため写真は撮れませんでした。
日本橋を後にして皇居方面へ向かい、お堀沿いを時計回りに回って半蔵門前から四谷・新宿方面へ。
原付禁止と書かれた新宿御苑トンネルを「道路運送車両法上は原付だけど、道路交通法上は原付じゃないから大丈夫」と自分に言い聞かせ、でもドキドキしながらトンネルを抜けると新宿駅南口に出ます。
新宿から環七まではやや混雑。環七から環八は比較的スムーズに流れますが環八付近で渋滞。そこから調布付近に抜けるまで交通量の多い状態が続きました。
キユーピー仙川工場の回転キューピー人形を左手に見、飛田給で味の素スタジアムを右手に見、府中市内を通り抜け。多摩川をまたぐ日野バイパスを気持いいスピードで通り抜け、八王子バイパスの下を潜り、やや混雑する八王子市内を抜けて行きます。
国道20号と町田街道入り口がぶつかる高尾山の交差点の少し手前で、日本橋から50kmのキロポストを見つけました。日本橋からここまで、休憩含めて2時間半で到達。
高尾駅前を過ぎると1車線となり、ビルの数が目に見えて減っていきます。京王高尾線の橋を潜り、高尾山ICを過ぎて大垂水峠(おおたるみとうげ)へ。
大垂水峠は土日、休日は125cc以下の原動機付自転車は通行禁止ですが、今回のツーリングは平日だったので走行OK。
相模湖畔を抜け、相模湖ICを過ぎると道行く車の数がグッと減りました。ここから先は山梨県です。
山梨に入ってからは気持ちよく流れ続け、大月ICを過ぎた所で東京から100kmに到達!場所は山梨県の初狩駅付近です。ここまで来るとキロポストの表記も「日本橋から」ではなく「東京から」になるんですね。
長い長い笹子トンネルを抜け、道の駅 甲斐大和で休憩。この道の駅は国道20号の中間地点に当たります。ここで休憩を取るライダーさんを多く見かけました。
勝沼バイパスを抜け、甲府市内に入ると車が増えて渋滞に巻き込まれます。のんびりと甲府市内を抜け、双葉バイパスあたりまで来ると再び流れが良くなりました。
そして韮崎に入った所で東京から150kmのキロポストを発見!場所は国道20号と昇仙峡ラインがぶつかる交差点の少し手前でした。
釜無川沿いを走り、韮崎を抜け、北杜市白州町へ。写真は白州町にあるサントリー白州蒸溜所の入り口前にて撮影しました。
この時期は稲の収穫期のようで、田んぼがまるで金の絨毯のようでした。南アルプスの山々も美しく、この付近が国道20号沿い一番の絶景ポイントだと思います。
白州町を超えると、いよいよ長野県に突入。
信州へ入ってすぐにある、道の駅 蔦木宿で休憩。この道の駅には温泉「つたの湯」が併設されています。ひとっ風呂浴びたい所だったけど、時間がなかったので我慢。
のどかな風景を眺めながら富士見を抜け、富士見峠を過ぎると、茅野市までは極端に人の気配がなくなります。しかし茅野から諏訪に入ると街中をグネグネ抜ける1車線道路で混雑し始めました。
上諏訪駅の手前で200kmのキロポストがあると思ったのですが、既に日が暮れており、あたりが暗くて見つけることが出来ませんでした。おそらく諏訪1丁目交差点あたりが200kmだと思われます。
下諏訪から先は甲州街道が終わり、中山道へと繋がります。
いよいよゴールが近付いてきましたが、最後の難所である塩尻峠が暗いし寒い!路面温度は10度前後、風を受けた体感温度は零度近かったと思います。
塩尻峠をくだった塩尻ICの近くで東京から220kmのポストに到達!これが国道20号最後のキロポストとなり、いよいよゴールは目前です。(写真は翌日の明るい時間に撮っています。)
そしてここが最終ポイント!高出交差点で国道19号、国道153号に合流する地点が国道20号の終点となります。
自宅から日本橋を経由し塩尻まで、この日の走行距離は260kmを超えました。健気に走ってくれたトリシティさんに感謝!
おわりに
今回のツーリング、往復の走行距離は450kmを超え、移動時間も20時間近く掛かりましたが、思っていたより疲労感はありませんでした。トリシティは前が2輪あるお陰で走行時の安定性が高く、疲れにくいのでは無いかと思います。シートも良く出来ているようで、お尻が痛くなることもありませんでしたよ。
山道でUターンに近いようなカーブも走りましたが、3輪だからと言って走りに違いを感じることはなく、普通にバイクの乗り方で曲がれました。前2輪が車体に同調して傾くパラレログラムリンクや、前輪に片輪ずつ用意されたフロントフォークがうまく働いているんでしょうね。
上りが急な山道や、周囲の流れが速い区間もありましたが、パワー不足を感じることはありませんでした。出足はちょっと鈍いけど、アクセルを捻ればググッとパワーが出てきます。
トリシティは比較的車高が高く、必然的にアイポイントが高くなり、ツーリング時は遠くまで見回せて気持ち良かったです。ただし車高の高さが足つきの悪さに繋がり、一度だけ立ちゴケしそうになりました。なんとか踏ん張ったけど油断してたらヤバかったかも。自分は身長160センチしかないので、もし個人で買うならローダウンシートは必須かなと思います。
ツーリングでの燃費は軽々と40km/Lを超え、満足の行く数値でした。比較的流れが良かったとは言え、深く考えずにエンジンを回してたのに、それでもリッター40km行くのは偉いと思います。
前輪が2つある珍しいバイクなので、ツーリングの休憩中に話しかけられることが多かったです。今回も往復で10回は話しかけられたかな?走行中も視線を感じることが多いですし、目立ちたい人には向いているバイクかも知れません。
まだまだモニター期間が残っているので、今度は国道16号完走か、東京の「道の駅」全制覇を目指そうかと思っています。お楽しみに!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません