【書評】刺されるような痛みを感じる一冊『自分の中に毒を持て』(岡本 太郎)

読書

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか (青春文庫)

前衛的な芸術作品と過激な言動で知られた芸術家「岡本 太郎」が書いた一冊。

かなり過激な言説が並んでいて刺されるような痛みを感じる一冊です。

書籍紹介文

「楽しくて楽しくてしようがない自分のとらえ方」「本当の相手をつかむ愛しかた愛されかた」など、“常識人間”をすて、いつも興奮と喜びに満ちた自分でいるための生き方を説いた一冊。「芸術は爆発だ!」という名言どおり、超個性派人間として精力的に活動された著者ならではの、力強い人生論です。
引用元:http://www.seishun.co.jp/book/8884/

目次

  1. 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない――楽しくて楽しくてしょうがない自分のとらえ方
  2. 個性は出し方 薬になるか毒になるか――他人と同じに生きてると自己嫌悪に陥るだけ
  3. 相手の中から引きだす自分 それが愛――本当の相手をつかむ愛しかた愛されかた
  4. あなたは常識人間を捨てられるか――いつも興奮と喜びに満ちた自分になる

書評

冒頭でも評しましたが、かなり過激で刺激的な言説が並ぶ一冊。岡本 太郎氏が持つ独特の価値観が次々と飛び出すので読んでいて飽きなかった。

とは言え余りに独特だし、やや年を取った自分がいま読んでも「なるほど、そうか!」と思える内容では無かった。

考え方に柔軟性のある刺激を求めた若い人が読むと良いのではないだろうか。