読んでる途中でガチで怖くなってしまったSF小説「三体」(ネタバレなし)
中国SFの話題作「三体」シリーズが大変に面白かったのでオススメします。
あらすじ:
物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
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自分の周囲から異常なほどの高評価を聞いていたのでハードルを上げて読んだけど、はるかに期待を超えてきました。扱っている個々の題材自体で特段に目新しいものはないと思うんだけど、それを組み合わせて描き出されるストーリーが秀逸なんだよね。
作品としては三体Ⅰ、三体Ⅱ、三体Ⅲと3部作の全5巻になっています。それぞれ少しずつメインで扱う内容が変わるんだけど、自分は「三体Ⅱ 黒暗森林」が一番好き。読んでる途中であまりのストーリー展開に怖くなっちゃって、一旦休憩を取って心を落ち着けてから先を読んだぐらいに驚きの内容でした。
主たる登場人物が中国人なので名前を覚えにくいのと、科学知識がないと取っ付きにくいだろう個所もありますが、そう言うのが気にならなくなるぐらい面白い。
書籍の価格がちょっと高めですが、たまにAmazonのセールで半額ぐらいになるときもありますので、価格が気になる人は狙ってみてください。SFが好きな人なら是非とも読んで欲しい傑作です。
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