カタンの資源・初期配置に関する考察
ここではカタンの資源重要度と、初期配置に関して考察しています。
資源の重要度考察
資源の重要度は「鉄≧麦>羊>土≧木」となる。左に行くほど重要である。ただし人によっては鉄と麦の順番が入れ替わる。以下になぜこのような結果になるかを示す。
鉄は都市、発展カードに必要で、後半戦でポイントを稼ぐための必須資源。都市開拓に3枚も使うのに、鉄土地は3箇所しかない。需要と供給のバランスが崩れやすく、希少価値が高くなる傾向にある。
麦は道以外の開拓に必要な資源。ゲーム全般でコンスタントに入手する必要がある。
羊は家、発展カードに必要で、どの時点でもある程度必要とされる。ただし要求される枚数が少ないため、鉄・麦に比べると重要度は低い。
土は序盤にしか必要とされないが、土タイルが3枚しかなく序盤に希少価値が高くなることがある。
木は序盤にしか必要とされない。
初期配置考察
隣接する土地の生産力を加算した値が、その場所の総合生産力を示す指標となる。例えば3ヶ所の土地の交点に家を置き、その周辺の生産力が「4,6,9」の場合、該当する生産力(3,5,4)を加算した「3+5+4=12」が総合生産力を示す。この総合生産力が高い土地ほど資源を入手しやすいといえる。
しかし、生産力が高い土地が必ず「すばらしい土地」と言うわけではない。「サイコロの確立」項でも記したが、サイコロを二個振ったとき、隣り合う出目の確立差は2.8%しかない。サイコロの出目「5」と「6」の確立差は、100回振って3回分しかないのである。
加えて6と8のパネルは「盗賊が置かれやすい」ことを忘れてはいけない。盗賊を避けるための騎士が確保できない場合、6と8はベストとはならない。鉄・麦・羊が自前で確保できない場合は、5と9のパネルも土地の選択肢に入れるべきである。
さらに「どのような勝ち方を目指すのか」を踏まえて、初期配置2箇所を考える必要がある。「麦・鉄」か「麦・土・木」のどちらかのセットを、コンスタントに確保できるよう初期配置を行うべきである。
どうやっても資源の算出が偏りそうな場合、初期配置で港を取ってしまう事も考える。
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