スピーカーケーブルのオススメは?ABXブラインドテスト結果から考える
このページではオーディオ用スピーカーケーブルについて、私なりにオススメできるケーブルを紹介しています。
その前に、まずは「スピーカーケーブルのブラインドテスト結果」をご紹介します。ちょっと長いですが、お忙しい方は強調部分だけでも良いので斜め読みしてみてください。
「ABXブラインドテスト」について
最初に「ABXブラインドテスト」について説明します。ABXブラインドテストは「AとBを比較するテスト」で、出題者すら答えを知らない状態で、回答者に「いま使われているのはAなのかBなのか?」を当ててもらうテストです。
ここで大事なのは「AかBかを当てる」のが目的で「どちらが良いか?」を当てることではありません。「AとBで差があるかどうか?」を調べるのがABXブラインドテストの目的です。
もうひとつ大事なことは、運が良いと勘で当たっちゃう可能性があるので何度も繰り返し正解する必要があることです。繰り返してテストを行って、しかも的中率が高くないとAとBで差があったと言うコトになりません。
目安としては10回テストして9回以上は当たらないとダメ。できれば色んな人を集め、複数回のテストの行うと信頼性が高くなります。
その他、ブラインドテストに関しては、オーディオの科学さんにある「オーディオにおける心理効果とブラインドテスト」が大変良くまとまっています。そちらも参考にしてください。
オーディオケーブルのブラインドテスト結果
で、実際にオーディオケーブルのABXブラインドテストを実施して、結果を公表してくれているのが「ABX Home Page」の『ABX Double Blind Tests: Interconnects and Wires』です。こちらからテスト結果をまとめた表を拝借してきました。
Interconnects and Speaker Wires インターコネクトケーブルとスピーカーケーブル |
Result 結果 |
Correct 正答率 |
p less than pの低さ |
Listeners 試聴者 |
---|---|---|---|---|
$2.50 blister pack phono cable vs. PSACS Best 250円のブリスターパックなフォノケーブル 対 有名な高級ケーブル |
Same 同じ |
70 / 139 = 50% | – | 7 |
$418 Type “T1" Biwire vs. 16 Gauge Zip Cord 4万円の"T1″タイプ・バイワイヤ接続 対 16ゲージの多芯線 |
Same 同じ |
4 / 10 = 40% | – | 1 |
Type “Z" Biwired Speaker Cable vs. 16 Gauge Zip Cord “Z"タイプのバイワイヤ・スピーカーケーブル 対 16ゲージの多芯線 |
Same 同じ |
70 / 139 = 50% | – | 7 |
$990 “T2" Speaker Cable vs. 16 Gauge Zip Cord 10万円の"T2″スピーカーケーブル 対 16ゲージの多芯線 |
Same 同じ |
16 / 32 = 50% | – | 2 |
英語なので簡単に解説すると、最初のテストは250円の安価なRCAケーブルと有名な高級ケーブルを比較して当ててもらったところ、正答率は50%でした。正答率50%は偶然で当たる確率と一緒なので、「250円の安価なRCAケーブル」と「有名な高級ケーブル」の差は検出されなかったと言うことです。値段は大きく違っても、耳で聞く性能は同程度なんですね :-)
次に4万円の"T1″ケーブルをバイワイヤ接続と、廉価で一般的なケーブルを比べてるけど、これも正答率40%でケーブルの差は聞き取れなかったと言う結果になっています。
続けて「"Z"タイプのバイワイヤー接続」対「廉価で一般的なケーブル」や、「10万円(!)の"T2″ケーブル」対「廉価で一般的なケーブル」が比較されていますが、結局どれもケーブルの違いは聞き取れなかったという結果になっています。
これらの結果を一言でまとめると、高かろうが安かろうが「ケーブルによる音質の違いはない」と言えるかと思います。多少控えめに言っても「聴き分けが出来ないぐらいの、ごくわずかな違いしかない」ってことですね :-)
ブラインドテスト結果を踏まえたお勧めケーブル
以上のブラインドテストの結果を踏まえると、「スピーカーケーブルで音質に差が出るのはプラシーボ」と考えるのが一般的な解釈かと思います。この場合のプラシーボと言うのは、「高級ケーブルなんだから良い音がするはずだ」と思って聴くので、結果的に良い音に聞こえるということです。
良い音に聞こえるというのは事実なので、お金が有り余っているなら素直に高級ケーブルをお買い上げ頂くのがお勧めです。お金を掛けた分だけ良い音に聞こえるはずですので、思う存分散財してください :-)
「まってまって。私はそんなに裕福じゃないんだ。適切な価格で実用十分な性能を持っているスピーカーケーブルが知りたいんだ」というそこのあなた!もちろんあなた向けのお勧めケーブルもありますよ。
上記ブラインドテストで「廉価で一般的なケーブル」として使われているのは、ゲージサイズ16(AWG16)のケーブルです。だからヨドバシカメラやビックカメラに行って「ゲージサイズ16以上で、一番安いスピーカーケーブル下さい」と言えば、結果的に10万円のケーブルと同等の性能を持つケーブルを手に入れたことになります。これはお勧めできます :-)
もっと具体的なオススメのスピーカーケーブル
もう少し具体的なお勧めとして、我が家でも使っている「BELDEN 8470」と、8470に被覆が付いた「BELDEN 8471」を上げておきます。
BELDEN 8470/8471はゲージサイズ16で、バッチリ「廉価で一般的なケーブル」のクオリティ。1メートル千円もしない「安物」だけど、BELDENはプロ御用達のメジャーメーカーなので、ちょっとだけ拘りたい御仁には適切だと思います。
このケーブルはAmazonで購入可能です。送料も無料ですし、ダマされたと思って試せる値段だと思いますよ。
通販で切り売りしてくれるショップも増えてきたようです。オヤイデとコイズミ無線の商品リンクを張っておきますね。
いいや!私はスピーカーケーブルを聞き分けられる!
上記を読んでも「そんなことはない!私はケーブルの違いを聞き分けられる!」と頑なに主張するなら、『85万円のケーブルは本当に音がいい? 100万ドル賭けた果し合い』[Gizmodo Japan]をお読みいただき、ランディさんに挑戦状を叩きつけてください。
公正な試験環境でスピーカーケーブルの違いを聞き分けられたら、100万ドル(1億円)をもらえるそうです。世界中どこからの挑戦でも受け付けるそうなので、臆することなくチャレンジしてみて下さい!
ただちょっと不思議なのは、1億円ももらえる魅力的なテストなのに「いまだ世界中で誰一人チャレンジしていない」こと。はてさて、世のオーディオマニアの皆さんはどこに行っちゃったんでしょうね?
高級ケーブルでもハンガーでも一緒?
おまけとして「モンスターケーブルvs. 針金ハンガー対決」[Gizmodo Japan]のリンクも貼っておきます。
リンク先によると「高級ケーブル」と「ハンガーをバラして作った劣悪ケーブル」を比べたけど、違いが分からなかったらしいですよ。ここまでやるのはどうかと思うけど、結局それぐらいの違いしかないってコトなのかもね。
ディスカッション
コメント一覧
私も、ブラインドテストをオーディオに用いるのは良いこと(科学的評価方法としては当たり前のこと)と考えます。しかし、結果の評価に、一点意義があります。正答率50パーセントであったので差はなかったとされていますが、これは正しくありません。正しくはこの実験では差を見出すことができなかったとするのが正解です。要するに、この実験ではこの結果が出たけれど、条件(たとえば、評価する人の聴力)を変えると、全く違う結果になるかもしれません。もっと耳がよい人が集まって聞けば、違いがはっきりでるかもしれません。
コメントありがとうございます。
そうですね、ぜひ「自称耳の良い人」たちを集めて実験して頂きたいです。
その方が「やっぱり結果は変わらない」という確かな照査になりますモンね :wink:
僕もケーブルで音が変わるのは疑問もってます。だからオーディオ初めて30年近くたつのにいまだ800円/m程度の安いケーブル使ってます。
ただ、より科学的にこのことを否定するためにも、kimasa さんがおっしゃるようにいろんなレベルの人を集めて実験するのが一番なんですよね。
できれば同じケーブルを(異なる/同じ/似たレベルの)システムを使って、日本国中あるいは世界中でいろいろな人たち(楽器演奏の有無や聞く音楽ジャンルの違いなど)を集めて実験をやってみると。そして膨大なデータが集まってきて、その結果を分析してみて、初めてそこで語れるかなと。
そもそも定量分析をするにはいろいろな意味で、現時点ではまだサンプル数が少なすぎるんですよね。
こうした実験数自体もそうですし、各実験における被験者数の問題もです。定量分析で一定程度の傾向を見るのであれば7人では少なすぎです。最低でも数十人はいないと。それでも、せめて3ケタ以上はいないと統計的には意味を持たないと思います。できれば4ケタ以上ほしいです。しかも、それぞれの被験者の感覚も考慮しなければなりませんしね。ファクター多すぎw
とりあえず
1.弦楽器(電子楽器を除く)奏者を300人あつめて、さらに世代ごとにわけて実験、
弦楽器の種類ごとでも分けてみて、各300人ずつくらい集めて実験するとなおよい。
2. 楽器をまったくやらない音楽もほとんど聞かない人たちを300~500人くらい集めて、世代ごとに分けて実験。これは意外と簡単にできそう。
3. 楽器はやらないが音楽を聴く人をあつめて実験。聞くジャンルごとで各300人ずつくらい集めて実験、例えば、クラッシック系、Jポップ系、演歌系、民族音楽系、クラブミュージック系、アメリカン・ポップス系、カントリーミュージック系、ジャズ系,etc.
それぞれの分野で300人ずつ集めて実験。
これくらいやってデータを集めてそこで傾向が見えてくれば、確実にケーブルで音質が変わることはないと言えるかもしれません。
これこそが科学です。
誤解を恐れず言えば、データの蓄積こそ科学を発展させる源です。
そして、それが一番科学で苦労するところです。
これは皮肉で言ってるわけではありません。
電源ケーブルにせよスピーカーケーブルにせよ、ほとんど悪徳商法。
オーディオメーカーだって同じ穴のムジナ。
こういう連中を完膚なきまでに叩き潰すためにも、どんどん実験をやってデータを蓄積していってほしいのです。
はじめまして
新薬開発時の臨床試験でこれと同じ、ダブルブラインド試験を行います。
つまり、実際に薬として効果があるかどうかをはっきりさせるためです。
特に精神科系の薬に多いのですが、効果の無いプラシーボ薬に反応して
症状が改善する人が実際大勢いらっしゃいますね。
プラシーボ薬の効果を明らかに上回らないと、薬として承認されません。
また、すごく名医で有名なお医者さんが、ラムネの粒を「この世で一番よく効く頭痛薬です」と言って
頭痛の人に飲ませたら、高率で頭痛が治るでしょう。やぶ医者が同じことをしてもあまり効果がないでしょう?人ってブランドに弱いですね!
オーディオケーブル類もダブルブラインド試験をして違いを証明しなければ
発売できないといった法律ができたら、店頭からどれだけのケーブルが姿を消すでしょうね?
コメントありがとうございます。
私はプラゼボの効果を信じているので、高価なオーディオケーブル類は意味があると思っています。
なぜなら「良い音がすると思って聴けば、良い音に聞こえる」からです。
しかし、金銭的に余裕のない若年層がオーディオに踏み込みにくい現状を残念に思っています。
そのため「高価なオーディオケーブル類は実際には効果がないよ」と言うことを分かってもらい、「必要十分なケーブルで良い」と言うことを啓蒙したいと思っています。
追伸
現在、とんでもない不景気なので、お金持ちのオーディオマニアの人にはたくさん消費して頂いて、少しでも景気回復に役立つように、あまりこのブログ内容の事実はふせておいた方がいいのでは? :wink:
引き続いてのコメントありがとうございます :wink:
そうですね、お金持ちの皆さまにはぜひ盛大に散財して頂きたいです :twisted:
はじめまして。楽しく読ませていただいております。
私は現在ミニコンポで音楽を楽しんでいて、オーディオに大変興味があります。
最近“オーディオ=オカルト趣味”の話題をよく目にしますね・・・。
でも私はオーディオというものは単に音楽を耳だけで楽しむものではないと思っています。
私自身の経験による考えですが、オーディオ趣味というものは、音楽を耳で聴くだけでなく、
音楽を再生するためのコンポーネント・構成、すなわちCDプレーヤーやD/Aコンバーター、
プリアンプ、パワーアンプ、スピーカー、ケーブル、場合によってはそれらの内部の構造など、
ひとつひとつのパーツを見たり、触ったり、時にはにおいをかいだりしながら“音楽”を“五感”
で味わうという趣味なのではないでしょうか。
この点を考えますと、その構成物がブラインドテストで見えなくなってしまえば、耳だけで音楽
を聴かなければならないということになります。
私の耳も完全とは言えませんので、比較して善し悪しがつけられるとは思いません。
私はもうすぐ20才になりますが、時代遅れのカセットテープを愛用しています。
実は幼稚園児のときから親のカセットデッキをいじっていました。聞こえてくる音は悪くても、
デッキのメーターの振動やカセットのリールの回転をじっと眺めて楽しんでいました。
今は小さなデッキを使い、リサイクルショップで入手した、安くても新品のカセットにお気に入り
の音楽を入れて楽しんでおります。カセットは種類も豊富で、ものによってはイイ音にもワルイ音
にもなります(デジタルと比べたら当然ワルイ)が、デザインや機械的な工夫、においなど、聴こ
える音以外の違いもかなりあって面白いのでやめられません(←変人ですよね)。 :oops:
もっと一般的な例で考えますと、コンサートやライブでの音質を考える人はあまりいないですよね。
他の観客の物音が当然聞こえてきますので。どちらかというと、好きな歌手を一度自分の目で見て
みたいとか、友達と盛り上がりたいとか色々考えながらチケットを購入しますよね・・・。
私は“オーディオ=オカルト趣味”を否定はしません。プラシーボ効果でも構いません。
あの有名な脳科学者ですらプラシーボ効果を否定していません(テレビで観ました)。
「音楽」というものを自分なりに納得できる方法で楽しむことさえできれば、それでいいのではないでしょうか。
最後に、“ブラインドテスト+スピーカーケーブルをかじる” で、多くのマニアも判定できるのでは?
丁寧なコメントありがとうございます。
私も「良い音に聞こえる」というのは事実だと思います。
ですので、お金に余裕があるようでしたら、100万円のケーブルを嗜むのも悪くないと思いますよ :wink:
再びこんにちは。
さすがに100万円のケーブルはちょっと・・・になりますよね。
もし私自身それを買えるような身分になったとしたら、「転送精度がこれだけ良くなる」というような科学的な根拠とケーブル加工の一部始終だけは自分の目でしっかり確認するようにしたいと思います。 :evil:
いくら100万円でも、実は低純度銅など粗悪品が使われていることを知らなかったら馬鹿みたいですから。
あと、あるメーカーのケーブルの銅線についてですが、DVDコンセプトシリーズはPCOCCを使っているのに、同メーカーの家庭用オーディオの高級ケーブルシリーズは皆OFCを使っているというのが未だに納得できません。 :cry:
大変勉強になります :-D
お陰で無駄金使わずにすみそうです :oops:
コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたようなら何よりです。
偶然みかけての感想として。一言でいえば「そりゃそうだろう」ということなのですが。
気分転換に書いてるだけなので、計算ミスがあればご容赦ください。
・ケーブル材は、インピーダンス(交流抵抗。この場合10Hz – 40kHz)が小さければいいだけ。
同じ材質なら、「太くて」「短ければ」よい、だけ。
材質も効きますが、導電率の比は金:銀:銅:鉄 = 22:17:16:1。鉄線は避けたら?という程度。
ハンガー=鉄線でも、径が4倍あるなら、同じ長さの銅線と同じ。
重要なのは、結果としての「インピーダンス」のみです。
・インピーダンスは、「負荷(スピーカー)より十分小さい」以上の要請はありません。
スピーカーは低抵抗なので、他用途よりもケーブルの低抵抗は重要です。
が、それでもスピーカーの抵抗は4ー8Ωはある。
18G(0.8mm2、1mm径程度)の銅線2mは、0.01Ω程度で、問題にならないのでは。
放送局やホールのように、数十m引き回す、なら別ですが。
・線材よりも接触抵抗のほうが、ふつうは大きいです。
「いいケーブル」以前に「いい接触」。
「ケーブルの材質や表面処理」以前に「十分な接触面積」。
「コネクターの金鍍金」以前に、「腐食や汚れのない接触」。
気になるなら、半田付けしてしまえば完璧。
少なくとも「わざわざ金鍍金のコネクタを買ったのに、その中の線材固定はネジだけ」では
思想としておかしいかと。
・ケーブル構造は、本来はやや重要です。
安い「2本が平行になってる」ケーブルは、周囲の電磁ノイズを拾う可能性がある。
(ある程度の面積の「ループ」ができているため。
そこに時間変動する磁束が入ると「発電」する。電磁気の初歩。)
できればツイストさせたもの(ループの方向が何度も反転するので、起電力が相殺される)
を使えばよいでしょう。
ただし、
これは「雑音源の影響が減る」のであって、「音源の再現性」そのものとは違います。
「シールドケーブル」のほうがいいに決まっていますが、
まず上記で「何か改善があって」初めて意味があります。
・本当は、「接地」も重要なのですが、、、、スピーカーケーブル云々で済む問題ではありません。
システム全体の問題。
・・・・・ということで、「スピーカーケーブル」しかも「しょせん数m」なら、
線材 1mm程度の銅線を2本買って、より合わせてツイストケーブルにする。
コネクタ とにかくがっちりと止める。
で何の問題もないはず。
ツイストされていないケーブルでも「ねじってしまえば」(ねじりにくいでしょうが)同等になります。
これでも「雑音が混入する」(アンプそのものからの電磁干渉もありえるわけですが)なら、シールドケーブルの意味もあるかと。
(なお、シールドケーブルは「アンプ側で接地しない」と意味がありません。スピーカー側で接地するなら、シールド部がアンテナになるだけです。まあ、その程度の電力でスピーカーが鳴るとも思い難いのですが。。。。4-8Ωの負荷にちゃんと雑音電流を励起する、のは、それをやるほうがよほど大変です。)
長々と書きましたがご容赦。
この周波数帯の科学計測のプロなので、気にはなります。
もし「ほんとに差がある」なら、実験してみようかな。
昔、プロの間でもケーブルによる差なんて(種類そのものが違うならば差も出るが)ないと言われてるのに、自称レコーディングの仕事してる人が差がハッキリあると断言していたのですが。彼らはこういう結果は見ないんですよねぇ
記事(データ)を見ても、受け止めない
彼らは出力元と出力先が重要な事を無視して、電源だのケーブルだのにこだわるのが驚きです
ABXダブルブラインドテストで、ハンガー製ケーブルと高級ケーブルの差が無かったという記事は有名ですが、この話には後日談があるのをご存じですか?
なにもかもあまりにも差が無いので、システムを注意深く検証した結果、A.B切り替える部分が原因で差が出ないと判明し、その後この比較方法は行われなくなったそうです。
自分の体験からもケーブルの種類による差は少ない事は決して無いと感じています。ただ、何でもかんでも大きく変わることはなく、大きく変わるものも中には有ると言う程度に理解していた方が良いと思います。