桑田佳祐の『ひとり紅白歌合戦』、レビュー
昨年、パシフィコ横浜で行われた桑田佳祐コンサート「昭和八十三年度! ひとり紅白歌合戦」のDVDを買ったよ。メインターゲットはお嫁さんだけど、おいらだって桑田さんを聴いちゃうぜ。
「ひとり紅白歌合戦」は、日本の歌謡界に燦然と輝く名曲の数々を、桑田佳祐がひとりで歌い綴るという企画です。分かりやすく言うと桑田さんのソロカラオケ大会をみんなで見ようってコトな。収録曲は全61曲で再生時間が210分もあるため、ライブDVDなのに2層DVDの2枚組。豪華だね~
内容は大満足の仕上がり。「サン・トワ・マミー」や「青い山脈」などの古い曲から、「涙そうそう」や「もらい泣き」、「タイガー&ドラゴン」など最近の楽曲まで、次々と襲いかかる名曲にノックアウトされそうな気分。桑田さんの歌唱力もサスガというしかなく、曲によっては「本人より上手いんじゃね?」と思えるような曲も少なからずありました。これは良いライブDVDだわ~。
そも、おいらはつい最近まで「桑田佳祐」や「サザンオールスターズ」に興味がなかったんだ。だけど、お嫁さん所有のアルバムをじっくり聞いてみたら、恐ろしいまでに作り込まれた楽曲ばかりで驚いたんだよね。それまでは「ちょっとH系なコミックバンド」程度の捉え方だったけど、それは表層しか見えていなくて、実はかなり骨太な「アーティスト」だってコトに気がついた。
もしサザンオールスターズを「ちょっとH系なポップバンド」という以前のおいらと同じような認識を持っているなら、少しだけ時間を作ってサザンのアルバムをじっくり聞いてみて欲しい。きっとその奥深さに驚かされると思うよ。
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