「分別」の上中下(鍋島 直茂の言葉)
「分別」の上中下。
上とは、他人の良い考えを見てとって自分のものにする。また、良いことを胸のうちより腹に呑みこんで、必要な時に引き出せる。
中とは、他人から言われて自分の分別とする。この人は良き事を胸では受けとめられるが、腹に入れて落ち着かせることができない。
下とは、他人から良いことを言われても、ただ笑って聞き流す。
戦国武将「鍋島 直茂」(なべしま なおしげ)の言葉。鍋島 直茂は肥前の戦国時代・安土桃山時代の武将で、肥前佐賀藩の藩祖。戦国武将には名言を残した人が多いね。
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」、「死ぐるい(無我夢中)」などで有名な「葉隠」の書では、鍋島直茂を武士の理想像として提示しているそうですよ。
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