F300EXR、良いところ・悪いところ
レビューサイト「みんぽす」さんからお借りしていたFinePix F300EXRですが、あっと言う間に試用期間の1ヶ月が終わり返却することになりました。
良いタイミングだと思いますので、F300EXRの良いところと悪いところをまとめようと思います。
F300EXRの良いところ
まずはF300EXRの良いところから紹介します。
「瞬速フォーカス」が気持いい
大きなウリである「瞬速フォーカス」で、ピタッとピントが決まると爽快です。
この機能は大変気に入ったんですが、後述のバッテリー問題との兼ね合いもあり、手放しで褒められないのが残念なところです。
モードダイヤルが操作しやすい
撮影モードを決める「モードダイヤル」が斜めになっており、この傾斜のお陰で軽快に操作ができます。
「斜めダイヤル」は、他社もぜひ真似して欲しいと思うぐらい快適でした。
24mm広角・15倍ズーム
広角24mmの広さ、15倍ズームの拡大率は魅力的です。
広角とズームを活用すれば、今までと一味違った写真が撮れます。
高級感、適度な重さ、大きさ
機械としての質感が高く、所有欲を満足させるようなデザインになっていると思います。
重さ、大きさも適度で、持ち歩くのが苦にならず、然りとて軽すぎて手こずることもありません。
F300EXRの悪いところ
続いてF300EXRの悪いところを紹介します。
起動が遅い
電源オンしてから、撮影可能になるまで5秒ぐらい掛かります。
さすがにこれは遅すぎてイラッとさせられます。
電池の持ちが悪い
「瞬速フォーカス」を有効にした通常電源モードだと、120枚程度の撮影でバッテリー切れになります。
節電モードも用意されていますが、このモードでは本機の良さがフルに発揮できないわけで、イマイチ感が漂います。
レンズが暗い
開放F値F3.5~は、昨今の流行を考えると「暗いレンズ」だと思います。
高ISO時のノイズも気になります。個人的な感想になりますが、ISO800でもノイズが気になると感じました。
かといってISO400以下に抑えて撮ろうとすると、レンズの暗さと相まってシャッタースピードが稼げず、すぐに手ぶれ警告マークが出てしまいます。
正直、室内撮りには向かない機種ですね。
「動画撮影ボタン」は微妙
これは良し悪しではなく好みの話ですが…
本機では専用に割当てられた「動画撮影ボタン」による速攻動画撮影が可能になっています。
しかし、写真撮影中に動画撮影を始めると、4:3から16:9に画角が変わるので、撮影範囲の変化に戸惑ってしまいます。
仕方なく、写真の画角を一時的に16:9に変更してからフレーミングを行い、そこから動画撮影を始めるという手間を掛けていました。これじゃワンタッチボタンの意味がないですよね。
動画撮影はモードダイヤルに割当てられており、モード変更にあわせて液晶表示も変わり、液晶を見て適切なフレーミングをしてから撮影開始と言う流れが適切に思います。
F300EXRまとめ
「24mm広角・15倍ズーム」に惹かれるなら買っても良いと思います。
ただし、F3.5からと言うレンズ性能を踏まえると、主に室内での撮影を考えている人には勧めにくい機種でもあります。
本機の性能を良く理解し、十分に活用できると確信できないなら、次機種を待った方が賢明かも知れません。
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