S95、RAW撮影が面白い
PowerShot S95でRAW撮影した写真を現像するのが楽しいので、一記事上げてご紹介。
RAWってなによ?
RAW画像(ローがぞう)ってのはカメラが撮った「デジタル生データ」のことで、そのままじゃ色が乗ってないというか、まぁ見るためのモンじゃないのね。
で、普通はカメラが自動でRAWを画像データに変換するんだけど、RAWから画像データに変換すると、もうRAWには戻せないの。
ところが画像データに変換しちゃうと、細かな情報が失われたり、色の調整が難しくなったりと、混み行ったところの自由度が失われちゃう問題もあるのです。
そこでカメラオタクな人達は、RAWで撮影したデータを、パソコンの「現像ソフト」で細かく調整しつつ、自分好みに現像して楽しんだりしてるんですね。
言ってみると、昔の銀塩カメラの「フィルム」と「現像」に近い感覚で、一般人は写真屋さんに現像をお願いしてたけど、マニアは自分で現像してたでしょ?アレに近い感覚です。
実際どんな感じよ?
まだまだオイラは現像シロウトだけど、現像のイメージはこんな感じ。
被写体はお昼に食べたアサリのパスタ。上が調整前で、下が調整後です。
調整意図としては、すこし明るくして印象アップ。ハイライト高め、シャドウ低めにしてアサリを強調。すこしだけ色合いを調整して質感を出す。最後にシャープネスを少し柔らかめにして完成です。
他の例として水上バスから撮ったスカイツリーも載せておきます。
これは色合いを濃いめにした上に、シャープネスも強めにかけました。空の青さ、スカイツリーや橋の青さ、うんこビルの黄色さなんかが浮いていて、そこがチョット面白いんじゃない?と言う写真に仕上げました。
こう言う撮影条件の設定はカメラ側でも出来るんだけど、うっかり「ハズレ」てしまうと取り返しが付かないのよね。
そこら辺を後からじっくりパソコンで出来るRAW撮影は、オイラみたいな色調整マニアには向いてるなぁと感じ入った次第です。
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