映画「サマーウォーズ」レビュー
細田守監督のアニメ映画「サマーウォーズ」を見たよ。
あらすじ。仮想世界「OZ(オズ)」が何者かに乗っ取られ、密接にリンクしていた現実世界も大混乱に陥った。残された時間は少ない。世界を救うため一致団結して戦うのだ。
感想。面白いけど鼻に付く。
ストーリーの盛り上げ方や、キャラ設定は良かった。カズマのバトルシーンは疾走感が感じられたし、「来い!来い!来い!」はお約束の流れとは言え盛り上がる。陣内家のキャラが立っていたのも好ましい。あれだけの大家族なのに大体の性格が把握できた。
でも基本となるストーリーが陳腐だし、オタク向け小ネタの練り込みの甘さが鼻に付いた。ストーリー面で言うと、そもそも主人公が戦う動悸が弱く、加えて主人公の能力のスゴさが立ってない。周りの人間が頑張る理由は理解できたけど、ケンジは別に要らなくね?
あと暗号解読の描き方も疑問。OZは「世界で最も安全」と言う前振りがあったのに、その暗号を解いたのが一晩で55人も出るってどういうこと?暗算で前方から順番に解ける描写もあったし、なんかもう色々とあり得ない暗号だったよね。
ついでにナツキ先輩は、花札が強いんか弱いんかハッキリしろよ。カス役で負けるなんて、おまえシロウトだろ。なんで代表になってんだよ。
それからラブマシーンは手を抜きすぎだろ。なぜ人間如きに負けるんだよ。「好奇心が強くゲーム好き」ってだけじゃ説明付かないだろ。
ま、何のかのと文句を言ってますが、これは逆に話しに惹き付けられたコトの証左だとも思います。視聴後にコレだけアレコレ妄想したのは久しぶりだよ
100点満点で70点ぐらい。ただしオタク度による加点で+10~+20されると思います。話題作だし、取りあえず見とけばいいと思うよ。
☆ サマーウォーズ – Wikipedia [参考リンク]
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