2013年版、灯油・ガス・エアコンの暖房コスト比較
灯油・ガス・エアコンそれぞれの発熱量と単価を調べ、1円あたりの燃焼率を求めることで暖房性能を比較しました。
結果をまとめた表が以下になります。燃焼率(kcal/円)の数字が大きいほど、効率が良くて「オトク」であると言えます。
種別 | 発熱量(kcal) | 単価(円) | 燃焼率(kcal/円) |
---|---|---|---|
ガス | 10750 | 148 | 72.6 |
灯油 | 8610 | 102 | 84.4 |
エアコン | 4300 | 25 | 172 |
上記の表で分かる通り、暖房コストは「エアコン>>灯油>ガス」となり、特にエアコンのコストパフォーマンスが高いです。
ただし、エアコンは外気温により暖房性能が上下することに注意が必要です。寒冷地では思ったような性能を発揮しないでしょう。
各器具の湿度への影響も見逃せません。一般的に、エアコンは除湿、灯油は加湿、ガスはやや加湿となります。
瞬間的な暖房性能も注意を払ってください。エアコンは発熱量が低いため、部屋を暖めるまでに時間がかかります。ガスなら発熱量が大きいので、すぐに部屋が暖まるでしょう。
参照元など
ガス料金は「ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通)|東京ガス株式会社」から、一般契約料金 B表 2013年11月 20m^3~80m^3を適用した。
灯油の発熱量は10500kcal/kg、比重が0.82として計算。価格は「灯油(店頭販売)価格(全国平均)|全国・都道府県別ガソリン・灯油価格最新情報(毎週更新)」の2013年11月05日価格を適用。
エアコンの発熱量はCOP=5、1kw=860kcalで計算した。価格は「従量電灯B・C|東京電力」から東京電力 従量電灯B 30A契約時の第2段階料金を基準にした。
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