PNG/JPEGをSVGに変換「P2VJ」、ドラッグ&ドロップで複数ファイルにも対応
PNG形式、JPEG形式の画像をSVG形式に変換するツール「P2VJ」を紹介します。
P2VJのインストール
P2VJは作者さんのサイトからダウンロード可能です。
利用にはJavaランタイム(JRE)が必要です。JREがインストールされていない場合は「無料Javaソフトウェアをダウンロード」からダウンロードしてください。
ダウンロードしたP2VJを展開し"runp2vj.bat"を実行するとP2VJが起動します。
ただしWindows7 64bit版ではJavaのパスが変更されているため、 “runp2vj.bat" を以下のように書換える必要がありました。
"C:\Program Files (x86)\Java\jre7\bin\javaw.exe" -jar p2vj.jar pause
P2VJの使い方
変換したいPNG/JPEG画像をP2VJのウィンドウ内にドラッグ&ドロップすると、自動でSVG形式に変換されます。
変換されたファイルは元の画像ファイルと同じフォルダへ保存されます。複数のファイルをまとめてドラッグ&ドロップすれば、複数画像の一括変換も可能となっています。
P2VJのオプションは以下の通りです。
- postere : 色の平滑化を行います。写真を変換する場合にオンにすると良いでしょう。
- remove anti-Aliase : アンチエイリアスの除去を行います。通常はオンで、単純なCGの場合はオフにすると良いでしょう。
- makepng : ベクタ化した後にPNG画像を作ります。
- makepdf : ベクタ化した画像のPDFファイルを作ります。コンビニ印刷などで活用できるようです。
P2VJによる変換例
飼い猫サスケの画像をSVG形式に変換してみました。
左が元画像でJPEGファイルで縦横128ピクセル。右がP2VJでSVG形式に変換した画像で “remove anti-Aliase" のみオンで変換しました。
なぜか画像サイズが変わってしまいましたが、変換自体は上手く行ったようです。油絵調になっているのが面白いですね。
view-source:https://www.hide10.com/images/sasuke_128x128.svg にアクセスすると、SVG画像の中身であるXMLコードが見られます。興味があるひとは覗いてみてください。
☆ Scalable Vector Graphics – Wikipedia [SVG形式の解説]
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません