お手頃価格で大容量とスピードを両立!ハードディスクの新ジャンル、シーゲートデスクトップSSHD 2TB使用レポート
大手ハードディスクメーカー「シーゲイト」さんのソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ (SSHD) を提供して頂いて、使い勝手などをリポートするシーゲイトのモニターに参加中です。
自作のデスクトップマシンにSSHDを組み込んで、従来の環境からSSHDに移行し、移行方法や速度などを試してみましたのでレポートします。
ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ (SSHD) ってなんだ?
まずはソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ (SSHD) の紹介から。
SSHDは高性能なSSDドライブと、大容量のHDDドライブの「良いとこ」を組み合わせたパソコン用のディスクドライブです。
SSDは高性能ですが、高価なのと比較的小容量なのがデメリット。対するHDDは安価で大容量ですが、速度はSSDに劣ります。
そんなSSDとHDDの良いところを組み合わせ、「HDDより高性能、SSDより大容量、SSDより安価」を実現したのが、今回ご紹介しているSSHDになります。
見た目や接続方法はこれまで通り
今回試用している「デスクトップPC専用内蔵ハードディスク Seagate Desktop SSHD (2TB)」は、従来の3.5インチハードディスクと同様の見た目、接続インタフェースとなっています。
大きさもインタフェースも従来のHDDと互換性があるので、既存のHDD環境から手軽にSSHDに置き換えられるのは大きなメリットですね。
環境移行も専用ツールで簡単にできました
シーゲートのHDD製品類を購入すると、既存ドライブのすべての情報を新しいディスクに複製するツール「DiscWizard」が無料で使えるそうです。
と言うわけで、実際にDiscWizardを使って環境移行してみました。
まずはDiscWizardをダウンロードしてインストール。起動すると表示されるメニューから「Clone disk」を選択し…
メニューに従って転送元(既存のHDD)と転送先(SSHD)を選択すると…
パソコンを再起動することを促され、再起動後は自動でコピーが始まりました。
180GBほどコピーするので待たされるかと思ったのですが、15分ほどでコピーが終了。最後にBIOS設定で起動ドライブをSSHDに変更すると、無事にSSHDから立ち上がりました。
ここまでの作業時間は1時間ほど。パソコンにSSHDを換装し、起動環境からデータをコピーし、SSHDから立ち上げるまで含めて1時間なので、思った以上に気軽に移行できるんだなと言う印象です。
SSHDとHDDの性能比較
無事に取り付けが終わったので、ハードディスクの読み書き性能を調べるベンチマークソフト「CrystalDiskMark」で性能を調べてみました。
今回換装したSeagate Desktop SSHD (2TB)の結果は以下の通り。
比較用にウェスタンデジタルのHDD、WD20EZRX(2TB, Serial ATA600)の結果も掲載します。
比べるとSSHDはシーケンシャルリード、ライトが速いことが分かります。
ただし、なぜかSSHDのSEQ READの値が低いようです。理由は良く分かりませんが、ベンチマークと相性が悪いのでしょうか?
おわりに
SSHDはSSDに比べて安価なのに大容量、HDDに比べて高速であることが分かりました。
大きさやインタフェースは従来の3.5インチHDDと同じですし、用意されている移行ツールで比較的簡単に移行できたのも好印象です。
速度だけを求めるならSSDが適切だと思いますが、SSDだと容量が足りないPCゲームのインストール用や、速度と容量のバランスを求める人にSSHDが向いているのではないかと思いました。
いまなら「クイズに答えてSSHD OR NAS HDD プレゼント!」と言うシーゲートさんのキャンペーンが行われているそうですので、SSHDに興味がある方は応募してみてはいかがでしょうか?
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