4Kチューナー内蔵の有機ELテレビ「55X920」を買った

2019.1.7REGZA,レビュー

4Kチューナー内蔵のテレビ「REGZA 55X920」を買った。55インチ有機ELディスプレイのスゴいヤツ。30万ちょっとした。

昨年の11月に買って2ヶ月ほど使用し、現状の満足感は非常に高い。その購入に至った理由や使ってみた感想を書き留めておこうと思う。

55X920の購入に至った理由

最も強い購入動機は「BS4K放送が見たい」と言うこと。NHKが4K/8K放送にチカラを入れているのを感じたので、高精細で高品質な映像作品が楽しめるはずと言う思惑があった。

もうひとつ、最近は4K対応ゲームが増えてきており、現役のゲーマーとして4Kモニタの購入は避けて通れないと言うこと。そのための布石としてXbox One Xを買って、自分の背中を押す理由にしておいたのだ。

4K放送は放送初日の12月1日から楽しみたい。でも4Kチューナーを内蔵するテレビはほとんど無い！と言うことで選択肢はごくごく限られたものとなった。

具体的に言うと東芝、シャープ、三菱、ハイセンスの4社しかない。この4社だと個人的には東芝の一択。で、東芝はタイムシフトの有無でXシリーズとMシリーズがあるんだけど、折角ならタイムシフト機能が欲しいのでXシリーズ。ここまではスルスルッと決まった。

迷ったのは有機ELのX920と液晶のZ720X、どちらにするか？と言うこと。

有機ELは自発光なので「黒」が黒くて映画に向く。残像が少ないのでゲームにも向く。ただし高い！

液晶は黒が黒くないとか残像が出るとかデメリットが少なくないんだけど、Z720Xの実機映像を見ると東芝のチューニングが上手くて悪さが目立たない。そして比べると10万円も安い！

これはZ720Xで良いかな？と思ったんだけど、奥さんを伴ってヨドバシ店頭で実機の映像をチェックしてみたら、奥さんが「ぜったいにX920が良い！」と強くアピール。有機ELの映像の美麗さに感動したようで、そこまで言うのならとX920を買うことにした。

55X920の感想

端的に言うと買って良かった。

まずは圧倒的な映像美に感動した。さすが4K、さすが有機EL、さすが東芝と褒めるところしかない。UHDBDのアニメーション映画「君の名は。」を見たり、Netflixに加入してネイティブ4Kのドラマを見たり、4KBS開始後は録画しまくって色んな番組を観たりしてるけど、これがまぁ本当にキレイなんだよね。

以前に使っていた42インチから大きくサイズアップしたのに、おもったよりスッキリしてるのも好感触。もっと圧迫感が出るかなと予想してたんだけど、いわゆる額縁部が細いのと、明るく高精細なので絵が浮いているように見えるのが良いのかも知れない。

サクサクした操作感も気に入った。旧機種や他社のテレビだと操作時にワンテンポ遅れを感じることがあったけど、X920はストレスなく操作できて気持ちよい。

東芝らしい圧倒手情報量のテレビ番組表も素晴らしい。7チャンネル8時間を一覧できる番組表が普通に「読める」ってスゴいことだよね。

ネットワークの親和性が高くて、内蔵機能で快適にYouTubeが見られたり、ワンボタンでNetflixが立ち上がるのも便利。ただここら辺は他社のAndroid TV採用機のが高機能だろうと思います。

「タイムマシン」機能で6チャンネルの番組が常時録画状態にあるのも良いよね。我が家はパナの全録機もあるんだけど、テレビ単体でDR録画の映像が手軽に遡ってみられるのはやっぱり便利なのです。

不満が無いわけでは無い

いろいろと褒めてきたX920だけど不満がないわけではありません。

まず4Kチューナーが1機しかないので、4K録画中に4K裏番組がみられないこと。また4K録画中は各種動作が制限されて、たとえばNetflixが見られなくなるなど、スペック表には載っていない弱点がありました。4K内蔵機は最先端過ぎて技術が追いついてない感があるので、普通の人はまだ焦って買わなくて良いかなと言うのが正直なところ。

最先端が過ぎるのか怪しい動きをする事もあって、一度設定を弄ってから4K放送に戻ったら画面の下5分の1が紫色になっちゃったこともあった。すっごく焦ったけどチャンネルを変えたら元に戻った。