「11人いる!」を読んだ

読書

萩尾 望都(はぎお もと)さん作の中編SF漫画「11人いる!」を読んだ。

1975年の作品と言うことで古い作品ではあるのだが、良く出来たSF作で最後まで面白く読めた。

宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生をあいつぐトラブルが襲う。疑心暗鬼のなかでの反目と友情。11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。

ネットを漂っていて見かけたのだと思うが、少女マンガ初の本格的なSF作品と言うことで興味を持ち、Amazonを漁ったところKindle版が550円と安価だったのでサクッと購入に至った。

さすがに絵柄に古さを感じることはあるものの、内容は期待していたとおりのSF作品で大変に面白い。中篇と言うことで1冊でサクッと完結するのも助かります。

同作者さんのポーの一族にも興味が沸いてきたので、そちらも追々読んでみようと思っています。