【ネタ】Windows 99、全世界で同時発売開始
「Windows 99、全世界で同時発売開始」と言うネタが面白かった。消え気味なのでコピペ。
1999年1月1日のある新聞記事:
「Windows 99、全世界で同時発売開始」
1999年1月1日、Microsoft社はWindows 99を世界各地で同時発売した。
この新OSの最大のセールスポイントは、すでに昨年IBM社によって開発がなされていた「念示波入力方式」に対応した全く新しいインターフェイスの採用である。
この方式ではキーボードやマウスといった入力デバイスが全く不要で、念じるだけで全ての操作をすることができる。
また、Intel社によって開発された「Ultra USB」を用いると、視神経に画面情報を直接入力するため、ディスプレイなしで操作することも可能であり、Microsoft社では「これで世界中の誰もがパソコンを使えるようになるだけでなく、赤ん坊や痴呆症患者などの意志を表示する能力に障害がある人でも意志を伝達できるようになる」と新製品の優秀性をアピールしていた。
なお、Microsoft社は7月をメドに、人間の記憶とローカルハードディスク・インターネットとの統合を目指したInternet Explorer 8.0をリリースする模様。
なお、この新OSはPentium V 850MHz以上のCPU、3GB以上のメモリ、4TB以上のハードディスクで動作し、大変小ぶりで軽いOSに仕上がっている。
1999年5月のある日の新聞記事
「パソコンで入力ミス、殺人事件に発展」
5月25日
Microsoft社日本支社で殺人事件が起きた。原因は、上司への不満が鬱積していた部下が上司の目の前で誤って上司への悪態を念じて画面に入力してしまったことから問題がこじれた様子。
上司は部下に刃渡り20cmの果物ナイフで切りかり、心臓を背中から一突きにした。部下はほぼ即死の状態だった。
同様の被害はすでに数例報告されており、日本弁護士連合会は調査に乗り出している。
1999年7月のある日の新聞記事
「Internet Explorer 8.0ついに発売開始」
Microsoft社は、かねてから登場が待たれていたMicrosoft Internet Explorer 8.0をリリースした。
パソコンと人間の記憶や感覚とが統合され、新開発のActive Connectionによって、ゲームなどの場面が直接脳に入力されるため、これまでにない臨場感溢れるゲームが可能になっている。
例を挙げると、これまで操縦桿の手応えしか感じられなかったジョイスティックに替わり、加速度や360°全方位の3D画像下でのゲームが可能になる。
これにより、それまで数十万ドルもしていた米軍のパイロット養成シミュレータが、Microsoft社のフライトシミュレータに置き換えられることがすでに決まっている。
教育では、人間の記憶とハードディスクが共有されるため、ハードディスクに辞書をインストールしておけば、まさしく「生き字引」になることができる。
これにより、大学入試制度の改革が急がれる。また、高速CPUのパソコンを持つ生徒が有利になることは必然と思われ、大学入試センターは頭を痛めている。
企業では、人間の頭の中に仮想的なオフィスを作ることが可能になるため、それまで1人1つの机が必要であったが、椅子さえあれば仕事ができるようになり、また、移動中でも国会図書館の中で作業するのと同じだけの資料を使って仕事ができるものと期待されている。
Microsoft社は、このInternet Explorer 8.0を衛星通信網を使って世界中に無償配布する模様。
1999年8月のある日の新聞記事
「中華航空機が墜落、原因はマルチタスクか?」
1999年8月2日、中華航空13便が太平洋上で墜落した。フライトレコーダは正常で、ボイスレコーダからは笑い声や歓声が聞こえていたことから、パイロットのマルチタスクによるものが原因と思われる。
同僚の話によると、墜落した飛行機を操縦していたパイロットは通常はインターネットブラウザ・フライトシミュレータ、ロールプレイングゲーム、MPEGのウィンドウを同時に開き、レーダーのウィンドウはタクストレイにしまっていることを自慢していたということから、原因はパイロットのマルチタスクまたは、MPEG 8がCPUに過大な負荷をかけたため、パイロットの脳に負荷が逆流したためと思われる。
このため航空各社では、乗務員の飛行中のマルチタスクを禁止する決定を下した。フライトシミュレータに夢中になって自分の操縦している飛行機を墜落させるというなんともお粗末な結末である。
1999年9月のある日の新聞記事
「国王あわや意識不明」
イギリスのチャールズ国王が公務中に倒れるという事件が起こった。国王は公務があまりにも暇だったためMicrosoft社のInternet Explorer 8.0を使用していたが、ベータ版のままアップデートしていなかったため、途中でハングアップして意識不明になったようだ。
アメリカからMicrosoftのスタッフが駆け付け、国王は翌日にはMS-DOSモードで起動、1週間後にはSafeモードで起動と順調に回復し、完全に回復して公務に復帰するのは10月に入ってからと思われる。
Microsoft社はベータ版の使用者に正規版へのアップデートを勧めている。なお、Microsoft社のコメントによると「正規版ではこのようなことは起こらないので安心して欲しい」とのことだ。
1999年10月のある日の新聞記事
「インターネットから思考が見える! 良心の自由の危機!!」
Microsoft Internet Explorer 8.0にプログラムの不具合が見つかった。具体的には接続している相手から自分の環境の共有していないハードディスクや思考の内容を閲覧できるということだ。
この事実は早くから発見されていたにもかかわらず公表されなかったとも言われており、背後に米国法務省の工作があったのではと見る臆測も飛んでいる。
なお、Microsoft社では、この障害に対応したInternet Explorer 8.01をリリースした。
1999年11月のある日の新聞記事
「ビル・ゲイツ氏ご乱心。原因はコンピュータウィルスか?」
ビル・ゲイツ氏が自宅でネットサーフィン中、突然意識が乱れ暴れるという事件があった。原因は、インターネット経由で侵入したコンピュータウィルスと思われる。
この種のウィルスは従来人間には感染しないとされていたがInternet Explorer 8.01のActive ConnectionとUltra USBによって、コンピュータウィルスによる精神異常が指摘されていた。今回はゲイツ氏が直接その脅威にさらされたことになる。
なお、ゲイツ氏はSymantec社に入院。ゲイツ氏を診断したPeter Norton氏は「彼の回復は順調だ」と言っているが、もし悪質なウィルスの場合は、記憶喪失の危険があったとしている。
ゲイツ氏はこれまでにも自宅のネットワークサーバーの負荷が逆流して倒れたことが3回、仕事中に眠ってしまったため、Microsoft社の業務が一時的に停止したことが5回あった。
1999年12月のある日の新聞記事
「Internet Explorer 8.01発売差し止め、空前絶後の賠償請求訴訟へ」
世界各地でInternet Explorerによる健康被害や導入に伴う損害が続発する中、ついにラルフ・ネーダー氏を筆頭弁護士に集団訴訟が世界50カ国で起こされた。請求額は総額で450兆円とも言われ、もし被害者の主張が満額で認められた時にはMicrosoft社の倒産が危虞されている。
ネーダー氏は「そもそも絶対の信頼性がない機械と人間の精神とを結合することに無理があった。Microsoft社の方法には何でもコンピュータでというおごりがあったのではないか」と述べている。
Microsoft社によると、Internet Explorer 8.01は脳のシステムを3分の1以上書き換えるので、アンインストールをするのは極めて危険」と警告している。また、アンインストールを強行したフランスの60歳の男性が痴呆症になったという報告もすでに出ている。
この動きを受け、米国司法省はMicrosoft Internet Explorer 8.0以降の配布を差し止める決定を下した。 街頭では衛星通信を使って配布されたInternet Explorer 8.0を皮肉って、「ノストラダムスの予言通り、まさしく空から恐怖の大王が下りてきた」という声も聞かれる。
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