Wiiのタイレシオを計算してみた

Wii

Wii(「Wiiリモコンジャケット」同梱)

タイレシオってのは、ソフト販売本数をハード販売台数で割ったもの。最近、ゲームの普及率の目安としてよく使われる値です。で、iNSIDEの記事によると、WiiもDSも約5本と非常に高い値になっているらしいけど…

ソフトの累計本数6581万本をハードの累計台数733万台で割ったタイレシオは約5本で、非常に高い数値を維持しています。

この文章は「ソフトの累計本数6582万本をハードの累計台数計1317万台で割ったタイレシオは約5本」の間違いだな。

それはさておき、肌に感じるWiiソフトの売れ行きと「タイレシオ5本」に違和感があったので、詳しく調べてみたよ。

まずは「株主・投資家向け情報 | 任天堂株式会社」から「平成20年3月期 中間決算短信」[PDF]を見つけた。最後のページに「連結販売実績数量及びタイトル数」ってのがあって、ここに販売台数なんかが書いてある。ここからWiiの販売台数とソフトの販売本数を拝借して、タイレシオを計算してみたのが以下の表。単位は万台、万本ね。

ハード ソフト タイレシオ
国内 367 1190 3.24
米大陸 546 3349 6.13
その他 404 2043 5.06
1317 6582 5.00

アメリカのタイレシオが6超えてる!日本と比べると、ハードの台数は2倍にも行かないのに、ソフトは3倍売れてるよ!あっちのゲーマーはどれだけ買い込んでるんだ!そのお陰で国内のタイレシオ3.24を隠蔽しているんだな~。

で、国内のタイレシオ3.24に関しても、ほとんど任天堂ソフトだろうと予想してデータを分析してみた。★ゲームデータの部屋★からWiiソフトの販売本数を拝借して、メーカー別販売本数をまとめてみたよ。

メーカー 販売本数
THQ・J 2,897
スパイク 11,928
EA 15,701
MTO 17,896
アトラス 23,409
マーベラス 25,969
コーエー 29,091
タイトー 31,195
AQインタ 35,076
バンプレスト 49,692
テクモ 57,038
ユービーアイ 61,837
タカラトミー 97,123
カプコン 105,441
セガ 119,201
ハドソン 119,393
KONAMI 142,068
ポケモン 278,652
スク・エニ 470,698
バン・ナムコ 583,101
任天堂 6,504,781
総計 8,782,187

任天堂発表の販売本数と、計算した総計が合わないのが気になるけど、割合は大きく変わらないと思うので華麗にスルー。結果的には任天堂とポケモンだけで国内販売の8割近い本数を売り上げてる。それにバン・ナムとスクエニを足すとソフト販売本数の9割近い。Wiiは偏りすぎだな~。