iPS細胞のニュースが少なすぎる

ブッシュ大統領やローマ法王庁からコメントが出てるぐらいなのに、国内マスコミの扱い低すぎだろ。

iPS細胞ってのは、皮膚から培養できる万能細胞。目指す最終路線は「皮膚の一部から臓器を生成し、拒絶反応のない移植を可能にする」こと。京都大再生医科学研究所の先生がマウスの実験を世界で初めて成功させて、世界的にビックニュースになってるのよ。

話の肝は「皮膚から培養」ってところ。これまで主な研究対象だったES細胞は授精した胚、つまりは「赤ちゃんの元」を使ってたのね。だから「神の御業を超える」とした反発が一部から出てたのよ。それが今回の発見なら「神の御業」に関わらずに万能細胞を培養できるってんで、ブッシュや法王庁から歓迎のコメントが出たってワケ。

こんなノーベル賞級の発見なのに、マスコミでの扱いが少なすぎる!もっともっとニュースにしていただきたい!と言うのを、世界の片隅の弱小ブログで訴えているわけです。

プレスリリース:皮膚細胞から万能幹細胞の誘導に成功

読売新聞の記事:皮膚から「万能細胞」 拒絶ない移植に道