iTunesの音質設定とファイルサイズの関係まとめ、ぶっちゃけ俺のiPodに何曲入るの？

iTunesのCDインポート設定で、音質の設定を変えるとファイルサイズがどれぐらいになるのか、その考え方と結論をまとめました。

まず音質設定（＝ビットレート）の単位は「bps」です。「bps」は「bit per second」の略で1秒間に何ビット使うかを表しています。

たとえば「192kbps」は、「1秒間に192kビット使う」と言うことを表してます。

つぎに「1秒間に192kビット使う」を、ファイルの単位である「バイト」に変換してみましょう。

ビットとバイトの関係は、ビットが8個集まるとバイト（8ビットで1バイト）と決まっていて、ここからビットをバイトに変換するには8で割れば良い事が分かります。

192kビットを8で割ると「192kビット÷8＝24kバイト」と求まります。

ここまでで「192kビット＝24kバイト」と言う事が分かり、「bps」は1秒間に何ビット使うかを表す単位と言う事が分かりました。

これをまとめると音質設定192kbpsで1秒間の音声は、24Kバイトのファイルサイズになる事が分かります。

ここで例えば1分間の音声ファイルのサイズを計算すると、24Kバイト×60秒＝1440Kバイトと言う事になります。

このままファイルサイズ「Kバイト」を使うと桁数が増えて読みにくいので、単位の変換を行います。

ファイルやデータの単位に使われる「K（キロ）」、「M（メガ）」、「G（ギガ）」は「キロ×1024=メガ」、「メガ×1024＝ギガ」と決まっています。

逆に言うと「キロをメガに換算する時は1024で割る」、「メガをギガに換算する時は1024で割る」と言う事になります。

192kbpsで1秒間の音声ファイルは24Kバイト、1分だと1440Kバイトでした。

この1440KバイトをMバイトに換算すると「1440Kバイト÷1024≒1.4Mバイト」となります。

「192kbpの1分=1440Kバイト=1.4Mバイト」と言う事が分かりましたから、例えば5分の曲は1.4Mバイト×5分＝7Mバイトになります。

同じような計算で256kbpsや320kbpsも求まります。256kbpsで1分は1.9Mバイト、320kbpsで1分は2.4Mバイトになります。

ここまでで音質設定とファイルサイズの関係が分かったので、もう少し具体的な計算してみましょう。

例えば1GバイトのiPod nanoに、192kbpsの曲がどれぐらい入るかを考える場合、1Gバイト ÷ 1.4Mバイト＝ 1024Mバイト ÷ 1.4Mバイト ≒ 731分と求まります。

1曲を5分と考えると731÷5で146曲ぐらい、16曲入りのアルバムなら9枚ぐらい入るって事にもなりますね。さすがに1GBだと、ちょっと寂しい感じです。

ここまでを踏まえて「1曲5分とした場合、○○GBのiPodに□□bpsで何曲はいるのか？」を表にまとめてみました。

この表を使えば、例えば「1曲5分とした場合、160GBのiPodに128Kbpsで34,953曲はいる」と言う事が分かります。

曲数ではなくCDが何枚入るのかを知りたい人もいると思うので、CDアルバム1枚を16曲として何枚が入るか計算してみました。