「ソフトウエア開発 55の真実と10のウソ」を読み終わったよ

読書

ソフトウエア開発 55の真実と10のウソ

まだ読み終わってなかったのに、なぜか本棚に埋もれていたので引っ張り出してきた。一言で紹介すると「技術者視点から見た真実」をまとめている本かな。日経BPの書籍紹介で目次が見られるので、これを読むだけで内容の8割方を把握できる。SEやPGの中の人なら、思わず同意しちゃう項目が多いだろうし、同意できるなら読んでみるのも良いんじゃないかな~。

本書の中でも、特に興味を引かれた項目を紹介するね。

まずは「真実12:見積もり精度がいい加減だと、実際のプロジェクトが見積もり通りに進まなくても、まったく気にならないはずだが、現実には、みんな気にする。」かな。確かにみんなが「こんな工程で出来るわけがない!」と思ってても、出来るだけ守ろうと頑張っちゃうよね~。

「真実30:COBOLは非常に悪い言語だ。しかし他の(ビジネス・データ処理用)言語は、もっとひどい。」も得てして真実。なんだかんだ言って、低級言語でゴリゴリ書いた方が余計なバグが入らないんだよな。もうみんなHDLまで下に降りていって書こうぜ!

あとは10のウソってのも用意されていて、特に「多くの目にさらされれば、バグは枯れる」には激しく同意。many-eyeでバグを枯らそうなんて言い出したヤツはどうかしてる。誰が好きこのんで他人のソースを精査するかっての!

そんな感じで「そうそう!」な項目が多くて楽しめました。PG歴、SE歴が10年前後の方にお勧めです